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あの本を追いかけて/僕の尊敬する写真家『杉本博司』

「そういえば。杉本博司の、"あの本"がずっと読んでみたかったんだ。」

 

不意に思い出し、

すぐにパソコンを開いて「杉本博司」の名前と「うろ覚えの書籍名」を検索した。

 

やっと出てきた検索結果を見て驚く。 げ!

絶版になっていたその書籍は、中古価格で25,000円に跳ね上がっていたのだ。
(※2018.5時点の中古価格。今は5,000円くらいに価格が落ち着いていますね。そしてぼくは幸運なことに、渋谷の本屋で新品を見つけて購入できました。)

趣味と芸術    謎の割烹 味占郷

趣味と芸術 謎の割烹 味占郷

 

 

書籍一冊に25,000円は高い。。 

 

だが一度溢れてしまった衝動は抑えられない。

やりたいことはすぐにやらないと気がすまない自分にいつも振り回される。

 

少し気持ちを落ち着けて、考える。

 

「図書館に蔵書があるかもしれない。」

 

写真や美術関連の珍しい本を閲覧する為、

大学の試験時だけに必要となる(やけに高価な)経営の専門書を借りる為に、

自転車で23区中の図書館を駆け巡っていたのだ。

 

 

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そうだ、図書館の横断検索があった。

 

早速、その書籍名で横断検索をかけると、

世田谷区立烏山図書館がヒットした。

 

「良かった、書籍に触れる手段が残っていた。」

 

 

 

  

 

 

『婦人画報』の連載企画「"謎の割烹"味占郷」が収録されているこの書籍は、

写真家・杉本博司の茶室に著名人を招き、

[骨董コレクション]と[杉本博司自ら振るう料理]で

おもてなしするという企画が収録されています。

 

料亭の料理人並みの出来栄えの料理が、

骨董の器に盛られている。

 

 

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「一番好きな写真家は誰ですか。」

と聞かれたら僕は必ず、「杉本博司」と答える。

 

世界一著名な日本人写真家であるが、

日本の世間一般では、その名を伝えても通じることは少なく、

首をかしげられることが多い。

 

 

僕が杉本博司を好きな理由は3つある。

 

1つ目は当たり前のことではあるが、写真作品。

写真の絵力と構図がとても強固で、シンプルかつ、とても美しいこと。

 

杉本作品は、

大判フィルムカメラ(※)のモノクローム写真(白黒写真)で撮影されることが多く、

単色でシンプルに表現される強さと、

白と黒のグラデーションで表現される美しさが特色です。

(構図のシンプルさは「Seascapes」シリーズで、グラデーションの美しさは「Theaters」シリーズで鑑賞できると思います。)

 

※フィルム撮影技術が廃れていってしまった現代で、どの年齢層までの人に通じるかはわかりませんが、例えば、「写ルンです」とか「一般的な一眼レフのフィルムカメラ」に使用されるフィルムのサイズは「35mmフィルム」と呼ばれる一般的なサイズで、大判カメラのフィルムは「8×10インチ(エイトバイテン)フィルム」というかなり大きなフィルムのサイズになります。A4サイズくらいの大きさのフィルム。想像してみてください、大きいですよね。フィルムの面積が大きければ大きいほど、写真が持つ情報量が多くなり、美しく、精細になります。

 

<杉本博司作品抜粋>

「DIORAMAS」シリーズ:

杉本博司の処女作品集。自然誌博物館のジオラマを大判モノクロフィルムカメラで撮影した作品。ジオラマを撮影し、セットのフェイク感を拭うことで、太古にタイムスリップしたような感覚を憶える写真。

 

Hiroshi Sugimoto: Theaters

「THEATERS」シリーズ

映画館一本分の光で、映画館の建築写真を撮影するというコンセプト。 2時間近くフィルムに露光をし続ける大作。モニター部分は必ず白くトビ、そこから始まる黒へのグラデーションが美しい作品。

 

SEASCAPES

「SEASCAPES」シリーズ

杉本博司作品の中で最も有名なシリーズ。U2のジャケットに使用されたり、海外の美術オークションでは数千万円で落札されるほど著名で評価の高い作品集。世界中の海の水平線を大判白黒フィルムで、大胆にも切り取った作品。

 

苔のむすまで

「ARCHITECTURE」シリーズ

著名な建築家たちが建設した作品を、あえて写真をボカして撮影することによって「建築物のデザイン強度」を推し量った作品。

 

アートの起源

「LIGHTNING FIELDS」シリーズ

大判フィルムに直接、電流を当てて露光する作品。フラクタルに発生した電流図は、まるで大きな雷のように漆黒を駆け抜ける。

 

 

 

2つ目は、造詣の深さ。

 

杉本博司の世代は、

「教養主義」が未だ台頭していた世代。

 

マルクスの資本論を読むことが必須だったり、

経済学や哲学、文学、社会学、歴史、美術史などの様々な学問を横断して多量のインプットを求められた時代。

 

その他の日本人写真家と比較して、

杉本博司の造詣の深さは、群を抜いている。

 

多量のインプットから産まれる、

作品の厳格コンセプト。

杉本作品の魅力を、その造詣の深さが

後ろ支えしていることは間違いない。

 

 

3つ目は、多才さだ。

杉本博司の肩書きは写真家ではあるが、

その他にもたくさんの肩書きを持っている。

 

骨董収集家(アメリカで骨董販売屋を経営していた。)、

建築家、

料理家、

作家など、

どの分野においても高次元の、

高級な表現力を持ち併せているのだ。

 

僕は特に、この多才さに惹かれる。

 

ひとところに収まらず、

自由かつ聡明にジャンルを横断していく姿に憧れるのだ。

 

もし他者の人生を体験出来るとしたら、

杉本博司になりたい。

 

 

憧れる人物の人生を模範とすること。

作品だけでなく、自伝、インタビューを読むこと。

 

最近、鑑定でよく伝えていることかもしれません。

「最少でも3人。模範とする人物を見つけること。」

 

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