占い師mikata.|吉祥寺|日本人のための四柱推命

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綿花の種をまいて、わたをひとつ 摘むまで

綿。

わた、
めん、
コットン。

その呼び方はさまざまですが。
ご存知のように、衣服の品質表示に「綿100%」とか「60%綿/40%ポリエステル」などと表記されている、布の素材のお話しです。

「衣・食・住」で表すところの「衣」、つまり、
衣服と云うものはもともと地面から成る。という当たり前の事実は、
日々の生活の中で色とりどりの衣服を纏いながらも、
意外と忘れてしまっていたり、何かふとした瞬間に思い出したりします。

僕らの衣服は、異国の人に原料を生産してもらい、それを織って成形してもらった後に、輸入してお金で買っています。
つまり、いつの間にか僕たちは、身に纏っているものがどんな風に作られているかを、見ることが出来なくなってしまっています。

その過程には"美しい"瞬間がたくさん、たくさん、詰まっているのに、です。

そして実はその"美しさ"って、頑張って目を凝らさないと感じることができません。

僕はその"美しさ"をお裾分けできればいいなと思い、綿花を畑で育てて、小学校の頃のアサガオ観察日記を想い出したりしながら、なるべく取りこぼさないように目を凝らして観察しました。

さてさて、少し前置きが長くなりましたが、

それでは、衣服を巡る旅のはじまりはじまり。

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【種を撒く前に】
綿花はアルカリ性の土壌が好きなので、土を耕したあと、石灰を撒いておくと良いです。肥料は要らず、痩せた土の方が好きみたいです。僕は肥料も農薬も使用せずに育てています。植物のチカラだけを信じて大丈夫です。綿花はすごく強い植物なのです。

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【種を撒く1日~2日前】
種を撒く直前、1日前くらいに種を水に浸します。水に浸しながら軽く揉むと良いそうです。たっぷりと水を吸わせてあげると、水の中で少し発芽して、白い芽のようなものが出てきます。あまり水に浸しすぎると腐ってしまうので、ほどほどにしてあげてくださいね。

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【種撒き】5月の中旬ごろ・ゴールデンウィークを越えたあたり・平均気温15度以上
種は直接、地面に撒いた方が良いです。直接地面に撒く理由は、綿には「共生菌」というお友達がいて、そのお友達の菌たちと共に綿は成長していくので、土を移動させない方が良いのです。(他の植物は黒いビニールのポットの中の土に種を撒いて、発芽したあと本葉が2~3枚程度出てきたら地面に植えるという過程を踏むことが多いですが、綿の場合はおすすめできません。)

種を撒くときは3~5個ずつ。土に埋めるとき、深さは1~2cmで、しっかりと土をかけて、ポンポンっと土の表面を指で押し当ててあげます。(鳥さん達に土を掘り起こされて、食べられてしまいます。)間は40cmくらいの間隔で撒いていきます。

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【発芽】5月の下旬ごろ
地面が乾いたら、水をあげます。そうすると種まきから3日~7日後くらいに、芽が出てきます。綿の帽子をかぶって出てきます。他の植物でもそうですが、この瞬間が一番可愛らしく、愛しく、感動します。
 

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【成長】茎の根本が赤くてかわいいです。
綿花の成長は夏までのんびり。あとは植物のチカラに任せて大丈夫です。水やりもよほどの干ばつが無いかぎり、神経質に行わなくて大丈夫です。

 

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【葉】初夏~夏
葉はどんどんと大きくなって、人の手の大きさくらいまで育ちます。もちろん生育環境にも依りますが、背もどんどんと大きくなって、80cmくらいを平均として、時には人と同じくらいの高さになることも。

 

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【蕾(つぼみ)】
手を合わせているかのようなカタチ。我が子を大事に、大事に守っているかのようです。

 

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【花】9月頃
綿花はアオイ科の植物なので、アオイの花に似ています。白やピンクや黄色の花を咲かせます。色の違いはなんなんでしょうね。不思議です。

 

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【苞(ほう)】10月頃
花が落ちると、手ような蕾の中で大切に守られていた苞(ほう)と呼ばれる実のふくらみがどんどん大きくなっていきます。

 

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【苞が弾ける】10月下旬~11月
パンパンに苞が膨らんだ後、ついに実が弾けます。その隙間には、わたがチラり。

 

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【収穫】11月頃
実が完全に弾けたあと、わたが露わになります。ようやく収穫の季節。いまは秋。コットンボールと呼ばれるこの実が、紡がれて糸になり、布に織り、ようやく衣服となります。

 

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【種】
白いわたをつまんで、引っ張ると種が奥深くに眠っています。白いわたは種を守るためのもの。一説によると、コットンボールは海を渡るため、水に沈まないために、ふわふわの白いワタをつけているらしいです。僕たちは、種を守るための植物の知恵を纏っているのですね。