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四柱推命の性格分析(十二運「冠帯」編)

 

四柱推命専門の占い師ミカタです。

今回は【四柱推命の性格分析(十二運「冠帯」編)】について書いていきたいと思います。

 

目次


 

四柱推命は十二運を使って性格を分析

四柱推命では「十二運(じゅうにうん)」という合計12種類の星を使って、人それぞれが持つ性格やエネルギー量を分析します。

どの十二運を命式の中に持っているか、そしてその十二運がどのような配置になっているか等を総合的に分析し、最終的に性格エネルギー量を分析していきます。

 

十二運「冠帯(かんたい)」はどんなイメージ?

まず大前提として、十二運は「人の一生」に例えられています。人生の段階を12区分したものが十二運という星なのです。

そして「冠帯」という星は、成人を迎えた状態を表し、「大人になった証(冠)」をもらって、社会との接点が出来る状態を表しています。

 

十二運「冠帯(かんたい)」の基本性質

冠帯は「成人して、社会と繋がりを持ち始める」イメージとお伝えしましたが、このイメージから冠帯の人は他者を意識するチカラが強いと分析します。社会と繋がるということは、社会を構成する沢山の他者と繋がることになります。冠帯の人にとって他者はとても重要な存在であり、非常に人との関わり方に重きを置く傾向があります。この観点から、冠帯の人は「社会性が強い人」と四柱推命では分析します。

point!

冠帯の人=社会性が強い人

 

冠帯の人は社会性が強い為、社会の中で自分はどのような役割を果たしているかを非常に気にします。「自分は社会に必要とされているのか」「自分は他者からどのような評価を受けているのか」など、冠帯は「自分が他者からどのように見られているか」を気にする、つまり「自意識の強い」星なのです。

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冠帯の人=自意識の強い人

 

「自意識が強い」と言われると、「自意識過剰」という悪い言葉に感じてしまいますが、性質は使いようです。冠帯の自意識の強さは、「向上心」というプラスの言葉に転換していきましょう。例えば、他者から優秀な人と思われたいから能力を上昇させよう、というように「みんなに褒められたいから頑張る!」というシンプルな動機を向上心に転換していくようなイメージです。冠帯の人は素直な人が多いので、その素直さを真っ直ぐに発揮すれば大丈夫です。人間、素直でいることが大切です。

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冠帯の人=自意識の強さを「向上心」に転換できるとgood!

 

この「自意識」というものは難しい側面を持っていて、それこそ「自意識過剰」になってしまい、卑屈な精神になってしまうと冠帯の人は途端に持ち味を失います。「私なんて社会から必要とされていない」とか「どうせ私はダメな人間なんだ」と思ってしまうと、他者とのコミュニケーションが苦手になってしまったり、引け目を追い続けることになります。こういった場合、あまり自意識を膨らませ過ぎずに、謙虚で素直な姿勢に戻りましょう。例えば、「ゼロから新鮮な気持ちで一つずつ頑張っていこう」というように、自意識の壁を乗り越えていくことが冠帯の人にとって大事な通過儀礼となります。

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冠帯の人=自意識過剰になって、卑屈になるとこじらせやすい

 

自意識の壁を乗り越えていくことが出来た冠帯の人は、社会性が強い冠帯の特性が良い形で発揮されて、「コミュニケーション能力の高さ」が持ち味として発揮することが出来ます。冠帯の人は好奇心が強く、そして他者を尊重することが出来るので、コミュニケーション上手な人が多いのです。好奇心が強い面が「質問力」や「聞き上手」な能力を生み、他者を尊重できる優しさが「和合の精神」を育みます。

そして更に僕は冠帯の人のコミュニケーション能力の高さはもう一段上にあると感じていて、それは「褒め上手」な才能。冠帯の人は「他者の良い面」を発見することが得意で、素直に相手を賞賛することが出来ます。人間、褒められたら基本的には嬉しいものですから、その褒め上手な側面は冠帯の人の持ち味として光り輝くのです。

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冠帯の人=自意識の壁を乗り越えれば、コミュ力が高い

冠帯の人=質問上手・聞き上手・褒め上手

 

しかしながら、冠帯の人はコミュニケーションスキルが高いと言えども、コミュニケーション疲れは発生します。その要因として「他者を優先し過ぎてしまうこと」が挙げられます。冠帯の人は他者を尊重することが出来るので、ついつい自分のことを後回しにしてしまいます。他者を優先し過ぎて、気疲れでストレスを溜め込みやすい傾向があるので、そういった時には人から離れて、自分を優先できる時間を少しでも確保していきましょう。

point!

冠帯の人=他者を優先し過ぎて、気疲れしてしまう

 

十二運「冠帯(かんたい)」の仕事における特性

冠帯の人は自意識の壁を乗り越えることが出来れば、「コミュニケーション能力が高い人」になるとお伝えしましたが、まさに仕事においてこの「コミュニケーション能力の高さ」が持ち味となります。どのような仕事においてもコミュニケーション能力は大切な能力であり、この点においてアドバンテージを持つ冠帯の人は一歩有利な立場にあると言えます。例えば、営業や販売などのコミュニケーション職だけでなくても、この能力を発揮出来る仕事はたくさんあると思います。

そして冠帯の人は自意識の強さから「向上心が強い人」になると先述しましたが、向上心を素直に発揮することで、仕事の能力は上昇していくと思います。冠帯の人の「コミュニケーション能力」と「向上心」を活用する為にはとにかく、自意識の檻から解放されることが必要であり、自分と周囲を比較し過ぎて自己評価が下がり卑屈になってしまわないようにしましょう。鍵は「素直さ」と「焦らない心」です。謙虚に素直な姿勢で「頑張ろう!」という思いを保持していきましょう。

この観点は命式の配置や他の星との関連に依りますが、冠帯の人は「社会性が強い」とお伝えした性質から、「社会の風潮を掴むのが上手い人」と分析していきます。生まれながらにしてマーケティング能力が高いと言っても過言ではありません。変化していく社会を観察することが得意な星なのです。逆に言えば、自己を見つめることが多少苦手だったり、変化しない地味な領域に目を向けることが苦手な星でもあります。冠帯の人にとって、地味で単調な仕事が続くような単純作業はあまり向いていないかもしれません。

 

十二運「冠帯(かんたい)」の人間関係における特性

人間関係が苦手な方へのヒント

冠帯の人は自意識の壁を乗り越えることが重要なポイントになると先述しましたが、やはり人間関係においても同じことが言えます。まずは恥ずかしい気持ちから少し脱却したり、周囲と自分を比較し過ぎて卑屈にならないようにしたり、他者の気持ちを察知し過ぎて臆病になってしまわないよう、少しずつ人間関係に慣れていきましょう。

少しずつ人間関係に慣れていったら、次のステップは少人数でも良いので友人を手に入れること。冠帯の人は、他者に対して優しい気持ちが強いので、ある種「八方美人」になりやすく、みんなに良い顔を見せようとしてしまいます。もちろん、他者を傷つけないスタンスはとても良いですが、しかしながらずっと「本音」を押し殺していると当たり障りのない会話しか出来ず、他者と深い間柄になることが出来ません。「この人になら本音を言っても、良いかもしれない」と感じたら、勇気を出して少しずつ自己開示をしていきましょう。

また、冠帯は他者に対して優しい気持ちを根底に持っている星なので、「悪口」や「陰口」が苦手な傾向があります。冠帯の人は自分も悪口を他者に言いたくないし、他者が他者に対して陰口を言っているのを聞くのも嫌なのです。今いる環境がもし陰湿な人間関係だらけであれば、もう少しクリーンな環境へ移動しても良いかもしれません。

 

恋愛について

冠帯の人が自意識の壁を乗り越えることが出来れば、基本的には恋愛を好きになる傾向があると四柱推命では分析します。冠帯の人は身なりや容姿を大切にするので、「恋愛したい!」と思ったらイメチェンしてテンションを上げていくのがオススメです。自分の容姿にある程度の自信が持てないと、冠帯の人は恋愛に対してポジティブになれないのです。

冠帯の人は社会性が強いと先述したように、社会的なステータスに多少翻弄されやすい側面があります。また、見た目を重視する性質があるので、面食いな側面もあります。もちろん見た目やステータスも指標の一つではありますが、お相手を選ぶ際には内面もしっかりと判断指標の一つに入れていきましょう。

 

パートナーシップについて

冠帯は社会性が強い星なので、この性質が多少パートナーシップとズレが発生することがあります。社会を「外側」、パートナーシップを「内側」と捉えると、冠帯の人は「外側」に重きを置く傾向があり、「内側」に関心が薄くなる傾向があるのです。例えば、「外側では仕事熱心だけれども、内側では家事に関心が薄い」このようなイメージです。この観点は命式内で他の星との兼ね合いによって現れ方が違いますが、もし冠帯の人が家事や家庭内に関心が薄く、苦手意識を持っている場合には、家事代行サービスに外注したり、家事を半自動化してくれる家電に頼ってみるのも良いと思います。もしくは、内側のことを外側に見せていくのもオススメです。(プライバシー問題があるので多少の注意が必要ですが、)例えば綺麗に部屋を整頓したら、SNSに写真を投稿し、生活に張りを出して、関心が薄まりやすい内側の作業を外側に曝け出すことで、冠帯の人はモチベーションがアップ出来ると思います。部屋を片付けるために、定期的に来客を家に呼ぶイメージです。

 

以上が、占い師ミカタが考えている【四柱推命の性格分析(十二運「冠帯」編)】でした!

四柱推命の観点が少しでもお役に立ちましたら、幸いでございます^^