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四柱推命の性格分析(十二運「帝旺」編)

 

四柱推命専門の占い師ミカタです。

今回は【四柱推命の性格分析(十二運「帝旺」編)】について書いていきたいと思います。

 

目次


 

四柱推命は十二運を使って性格を分析

四柱推命では「十二運(じゅうにうん)」という合計12種類の星を使って、人それぞれが持つ性格やエネルギー量を分析します。

どの十二運を命式の中に持っているか、そしてその十二運がどのような配置になっているか等を総合的に分析し、最終的に性格エネルギー量を分析していきます。

 

十二運「帝旺(ていおう)」はどんなイメージ?

まず大前提として、十二運は「人の一生」に例えられています。人生の段階を12区分したものが十二運という星なのです。

そして「帝旺」という星は、「王様になった状態」や「栄華を極めた最盛期」を表しています。

 

十二運「帝旺(ていおう)」の基本性質

帝旺という星はその名の通り「王様」を表す星なのですが、王様とはトップの存在であり、基本的には誰から指図されることのない存在です。このイメージから、帝旺の人の「自由が好き」「強く自由を求める」という基本性質が浮かび上がります。逆転して言えば、帝旺は「不自由な状態にとてもストレスを感じる」星なのです。自分が自由に生きていける環境を好む「マイペースさ」があり、逆に自分らしくいることが出来ない環境や自分のペースを乱された時には強くストレスを感じます。

point!

帝旺の人=自由を好む

帝旺の人=不自由な状態にとてもストレスを感じる

帝旺の人=マイペース

 

王様はトップの存在とお伝えしましたが、つまり非常に視座が高く、物事を高い視点から眺めることが出来ます。この性質から帝旺の人は「物事の全体像を見渡すチカラ」があると分析します。例えば社会を俯瞰から見渡すことが出来たり、会社内全体の流れを理解することが出来るのです。帝旺の人はあまり細かいことには気を取られずに、大事な部分を掴むチカラがあります。要点がしっかりと定まっていれば、些細な不安に囚われることがないので、帝旺の人は基本的に「ポジティブさが基盤にある人」と分析します。(逆に言えば、帝旺の人が悩む場合には相当重く深い悩みであることが多いです。小さな悩みであれば「なんとかなるさ」で乗り切ることが出来る星です。)

point!

帝旺の人=物事の全体像を見渡すことが出来る

帝旺の人=基本的にポジティブ

 

帝旺は12種類ある星の中で「最強のエネルギーを持つ星」です。この最強のエネルギーを遺憾無く発揮することで、王様の文字通り「リーダー」や「経営者」「自営業者」になることが出来る星でもあります。エネルギーが強いのでプレッシャーに負けることなく、大きな役割を担っていくことが出来ます。そして同時に帝旺の人はトップという立場上、非常に「親分肌な性質」があり、自分より立場の弱い人に対して優しさを持つことが出来ます。そして同時に「平等主義者」であることが多いです。誰彼を差別せず、おおらかな性質があります。

point!

帝旺の人=リーダーや経営者タイプ

帝旺の人=プレッシャーに強い

帝旺の人=平等主義でおおらか

 

先ほど、帝旺は「最強のエネルギーを持つ星」とお伝えしましたが、大きなエネルギーを持つ星には「エンジンがかかるまで時間が掛かる性質」があります。例えばエネルギーが小さな星を軽自動車として、エネルギーの大きな星をトラックだとします。2つを比較するとやはり、軽自動車の方が初速が速い傾向があります。このイメージから、帝旺の人は「やる気が出るまでに時間がかかる性質」を持つと四柱推命では分析します。しかしながら一度やる気が出れば、最強のエネルギーがトップスピードを長く持続してくれます。一長一短ではありますが、この性質は理解しておいた方が自分のコントロールがしやすくなると思います。

例えば、帝旺の人は「実家に住む期間」が長くなると、やる気が出るまでに時間がかかる性質が足を引っ張る可能性があります。実家で安全に暮らすことは良いことですが、その分、帝旺の人の人生が始まるのが遅くなる傾向があるのです。もしそういった状況の場合には、見切り発車でも一人暮らしをスタートさせた方が良いケースもあります。(もちろん体調不良や経済的要因なども深く絡んでいることがあるので、そういった場合には慎重にタイミングを選んでいく必要があります。)

point!

帝旺の人=やる気が出るまでに時間がかかる性質

 

十二運「帝旺(ていおう)」の仕事における特性

帝旺の人は「エネルギー最強」で「リーダー気質」があるとお伝えしましたが、まさにその能力は仕事において発揮されます。基本的には帝旺の人はこのパワフルさを発揮することで、万難を乗り越えて最終的には活躍出来る方が多いのです。まず帝旺の人が仕事においてストレスになるとすれば、「細かさが要求される仕事」です。帝旺の人はパワフルさがある反面、細かい部分を詰めていくのが苦手なことがあります。視点が大きい星なので、些細なことはあまり気にしない星なのです。(ただし、命式内の他の星の配列で、細やかさのある星を持っている場合も勿論あります。)

また、帝旺の人が仕事においてストレスになるシチュエーションはむしろ、駆け出しの頃であり、新人の時です。帝旺は基本的に「自分で自由に意思決定したい星」です。しかしながら、新人の時は職場において上司という存在がいて、基本的には上司の指令を守らなければなりません。その上司が優秀な人であれば、帝旺の人は素直に指令を聞いて成長していくことが出来るのですが、上司が優秀ではない場合に帝旺の人のストレスが強く出てきます。帝旺の人は、「この人の言うこと聞くくらいだったら、自分の考えで進みたい」「この人じゃなくて、自分がリーダーをやった方が絶対に良い!」と思うのです。この新人の時の特有の悩みが帝旺の人にのし掛かります。

最終的には帝旺の人は「自分で意思決定出来る働き方」に辿り着いた方が良いと僕は考えており、リーダーや経営者、フリーランスになる方が良いと思っています。しかしながら、修行段階はある程度は組織や上司の指令にも従わなければならない側面があるので、「自分で意思決定出来る働き方」という長期的な目標を見据えながら、目の前のストレスを相対的に軽減させましょう。

 

十二運「帝旺(ていおう)」の人間関係における特性

人間関係が苦手な方へのヒント

帝旺の人は基本的に誰彼を差別せず、物怖じしない性格なので、人間関係が苦手な方はもしかすると命式内の他の星に原因があるかもしれません。この前提を根底にしながら、人間関係への苦手意識に繋がるような帝旺の星の性質を考えてみたいと思います。

まず、帝旺の人は「物事の全体像を見渡すチカラ」があるとお伝えしましたが、とても視野が広く、その性質自体はとても良いことだと思っています。しかしながら例えば、周囲に「細かいことを気にする人」が多い環境だと、帝旺の人はその細かさに耐えられないことがあるかもしれません。この視野の広さの違いが人間関係のズレを生む可能性があるのです。この場合、細かい人に迎合する必要はないのですが、「なるほど、世の中にはこんなに細かいことを考える人がいるんだなあ。どういうことが気になるのか、勉強させてもらおう。」というように少しインプットさせてもらっても良いかもしれません。もしくは、自分が居る環境の中で自分と視野の広さが近い人と仲良くなっていくこともオススメです。

また、帝旺の人は受動的な姿勢が基本姿勢になることが多く、ゆったりと構えていられる性質を持ちます。しかしながら、受動的な姿勢では人間関係の広がりを他者に委ねることになります。もし、交友関係を広げたい場合には意識的に自分から声を掛けていく積極的な姿勢をとってみても良いかもしれません。

 

恋愛について

帝旺の人は「マイペース」とお伝えしましたが、このペースのズレが恋愛においてのストレスを生み出しやすいです。この場合、まず前提としてはペースが合う人とお付き合いしていくことが大事ですが、しかしながら完全にペースが一致する相手と巡り合うのはなかなか難しいものです。恋愛や人間関係はお互いの歩み寄りが大切なので、自分も相手のペースに添いながら、相手も自分のペースに添う努力をしてくれるような相互関係を築いていく意識で恋愛を育みましょう。

また、この観点については先述しましたが、帝旺の人は受動的な姿勢が基本姿勢になることが多いので、ずっと待ち続けて恋愛が始まらない傾向があります。その場合には、意識的に自分から声を掛けていく積極的な姿勢をとってみても良いかもしれません。

 

パートナーシップについて

帝旺の人は「自由が好き」とお伝えしましたが、この観点がパートナーシップと緩衝する傾向があります。パートナーという存在が居る場合、多少は「不自由な側面」が出てきます。この「自由さと不自由さ」のバランスに関して、お互いのスタンスをしっかりと確認した方が、パートナーシップにおいてのストレスが少なくなっていくと思います。

そして帝旺の人は「マイペース」とお伝えしましたが、パートナーシップにおいて無意識に「強引さ」が出ていないかを定期的に確認しましょう。帝旺の人からすると悪気はなかったとしても、帝旺の星が持つ強引さが時折顔を出すようです。

 

 

以上が、占い師ミカタが考えている【四柱推命の性格分析(十二運「帝旺」編)】でした!

四柱推命の観点が少しでもお役に立ちましたら、幸いでございます^^