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四柱推命の性格分析(十二運「病」編)

 

四柱推命専門の占い師ミカタです。

今回は【四柱推命の性格分析(十二運「病」編)】について書いていきたいと思います。

 

目次


 

四柱推命は十二運を使って性格を分析

四柱推命では「十二運(じゅうにうん)」という合計12種類の星を使って、人それぞれが持つ性格やエネルギー量を分析します。

どの十二運を命式の中に持っているか、そしてその十二運がどのような配置になっているか等を総合的に分析し、最終的に性格エネルギー量を分析していきます。

 

十二運「病(びょう)」はどんなイメージ?

まず大前提として、十二運は「人の一生」に例えられています。人生の段階を12区分したものが十二運という星なのです。

そして「病」という星は、「人が病気になる状態」や「病気になって床に伏せている状態」を表しています。(しかしながら十二運はあくまでも例え話なので、実際に「病」を持つ人が病気になりやすい等のマイナスな意味合いはないのでご安心ください。)

 

十二運「病(びょう)」の基本性質

病とは文字通り「病気になる状態」を表しますが、病気の時に人は神経が過敏になります。例えば、より病気を重くしない為に体や心の細かな変化に敏感になったり、病気をこれ以上重ねない為に除菌を余念なく行うイメージです。このイメージから、病の人は「神経が細やかな人」や「繊細な人」が多いと四柱推命では分析していきます。また、その繊細さから、潔癖な人が多い印象もあります。

point!

病の人=繊細な人が多い

病の人=潔癖な人が多い

 

病は「繊細な人が多い」とお伝えしましたが、その繊細さは「感性」として活かしていく事が出来ます。例えば、芸術が細部までこだわることが出来る能力が求められるように、繊細な病の人にとって「感性を活かすこと」との相性がとても良いのです。僕は病の人は仕事もしくは趣味等において、「感性を活かす時間」は必ず持っていた方が良いと思っています。その時間が病の人にとって救いになるのです。(もちろん表現することによる別な苦しさも同時に発生しますが、その苦しさを上回る効用があると思っています。)例えば、定期的に美術館へ行ったり、感性を磨いたり、表現活動をするようなイメージです。しかしながら、「感性=芸術的なもの」というのは狭義な解釈であり、例えば事務作業において美しい形式の書類を作成したり、経理業務において一桁までピッタリ数字を合わせていくなど、様々な所作に美意識を見出していくことが出来ます。自分がこだわりたい「美意識のポイント」を大切にして、それを柱に自分の感性を誇っていきましょう。

point!

病の人=感性を活かす時間、美意識を大切に

 

病の人は繊細な人が多いので、物事を「詳細に分解して考える能力」が高いです。その能力は様々な形でプラスに発揮されることも多いのですが、僕からすると一つ心配な方向性へと繋がっていきます。それは「ネガティブ思考が強いこと(心配性)」です。ネガティブ思考とはどういう状態かと言うと、例えば物事が100個の要素に分解されるとして、99個は安心な要素だが、残り1個に何か心配な要素があると、その1個にネガティブな意識が集中してしまう状態です。勿論、その心配な1個の要素を解消できれば問題ないのですが、僕が心配しているのは病の人が1個の心配な要素に集中し過ぎて「99個の安心な要素」を見失ってしまうことです。これをネガティブ思考が強い状態と表します。

point!

病の人=ネガティブ思考が強い(心配性)

 

ネガティブ思考であることは悪いことではありません。心配な要素を予め考えて、大きな失敗を防ぐことが出来ます。しかしながら不安材料について考え続けて、ネガティブな感情になる時間が多くなることは、お勧めできません。例えば、ずっと一つのことを心配し過ぎて、夜も眠れなくなってしまい、メンタルが不安定になっていくようなイメージ。こういった負のスパイラルは避けなければいけません。「悩み→寝れない→メンタル不安→悩み…(負のループ)」

もしそのような状態に陥ってしまっている場合には、強制的に生活スタイルを変えていきましょう。人間は夜に不安な感情が大きくなります。「不安になること」「悩むこと」を止めることは難しいですが、強制的に夜の不安な時間を減らすことは出来ます。例えば、日中に身体を動かしてエネルギーを放出し疲れさせて、夜になったら眠くなるような設計にすれば良いのです。(何だったら、日中に身体を動かしながら悩んだ方が、もう少しポジティブな思考になれると思っています。)夜に家で悩んで、堂々巡りになることは避けましょう。考え方を変えるのではなく、生活の構造を変えるのです。

point!

病の人=ネガティブ思考は悪いことだけではない(失敗を防ぐ事が出来る)

病の人=心配を膨らませて、寝れなくなったり、メンタル不安になるのは避けよう

病の人=夜に寝れるような対策をしよう

 

十二運「病(びょう)」の仕事における特性

病の人は先述したように「感性を活かすこと」が大事な星なので、感性を活かす形で仕事をしていきましょう。芸術や文芸等がわかりやすい例ですが、ジャンルに関わらず「自分のセンスを活かすイメージ」で取り組んでいく事が大切です。例えば、数字のセンスを活かすアナリストになっても良いですし、法律解釈のセンスを活かす法律家でも構いません。病の人は自分の好きなジャンルで、自分の感性を持ち味にしていきましょう。

そして病の人が「感性」と同時に活かしていける持ち味は「細やかさ」です。病の人は繊細さが特徴とお伝えしたように、仕事において「細やかさ」を発揮する事が出来ます。大雑把な人では見つけれらない細かな欠陥を発見し、大きなミスを防ぐことが出来ます。

次にお伝えする持ち味は正直、病の人がストレスを感じる可能性が高いので、全員がこの能力を活用する必要はないと思っています。それは「交渉上手」な側面です。病の人は「繊細」とお伝えしましたが、その繊細な神経で交渉相手の心情を読み取ることが出来ます。細かくコミュニケーションを重ねていくことで、相手の心情を剥がしていく事が出来るのです。相手が何を求めているかを察することが出来ることによって、非常に交渉を有利に進めていく事が出来ます。営業職やコミュニケーション職をしている病の人は活用しているように感じますし、それ以外の職でも病の人は無意識に活用出来ていると思います。

しかしながら、先述したように病の人は繊細なので、コミュニケーションすることで必ず「疲れ」が出ます。他者に気配りして神経をつかい、気疲れしてしまうのです。この「交渉上手」な側面は、コミュニケーションの気疲れを強く感じる方は採用しなくても良いかもしれません。

 

十二運「病(びょう)」の人間関係における特性

人間関係が苦手な方へのヒント

病の人は「繊細な人が多い」と先述したように、やはりその繊細さが人間関係においての苦手意識を生成していくと考えています。コミュニケーションしている最中に相手の表情や声色など、詳細な情報を無意識に拾ってしまってエネルギーが消耗していったり、自分と他者の感覚の細かさ(粒度)の違いがあまりに違っていて愕然としてしまうようなイメージです。

この場合、①少しでも感覚が合う人間関係を選んでいくこと(もしくは探していくこと)②そもそも人間関係が得意じゃなくてもいいや!と思える強さを持つこと③様々な個性の人間が居て、その違いを楽しんでいくことがおすすめです。少しずつ芯の強さを育てていけば、交渉上手な星の特性を活かしていくことが出来ると思います。

 

恋愛について

病の人は「潔癖な人」が多いとお伝えしましたが、恋愛に関してその「潔癖さ」が大事なポイントになってくると思います。潔癖さの度合いが合う恋愛相手を探していきましょう。そしてやはり、病の人は感性や美意識を大切にする傾向があるので、「センスで共鳴していく恋愛」が向いていると思います。自分と相手のセンスが共鳴できるかどうかを心のリトマス試験紙にしてみてください。

病の人は心配性な側面があるので、多少恋愛についても奥手になりやすく、苦手意識が出てくるかもしれませんが、人間関係の苦手意識が少しずつ克服されれば、交渉上手な星の特性が発揮されて、恋愛の駆け引きも楽しくなっていくと思います。

 

パートナーシップについて

病の人は「心配性の人」や「ネガティブ思考が強い人」が多いとお伝えしましたが、この前提が元になって、「自分の不安を払拭してくれるような、信頼できるパートナーを求める傾向」が強くなります。病の人は「この人なら信頼できる」と感じたら、深く大きな愛情を注いでいきます。

しかしながらここで1点注意なのは、人間関係において「100%の安心」はあり得ません。どんな人も間違ってしまうことや、考え方の変化等は必ずあります。「70〜80%」くらいは安心できて、「20〜30%」くらいは不安要素を内包しているような気構えでいきましょう。相手を100%信頼することは多少の依存に繋がり、自分の心を弱くします。お互いに独立した個として、部分的に支え合えるような関係を育てていきましょう。

 

以上が、占い師ミカタが考えている【四柱推命の性格分析(十二運「病」編)】でした!

四柱推命の観点が少しでもお役に立ちましたら、幸いでございます^^