四柱推命専門の占い師ミカタです。
今回は【大運の変化の捉え方】について書いていきたいと思います。
目次
大運とは?
まず、四柱推命には「大運」という考え方があります。
「大運」とは、「10年ごとに変化していく大きな運勢の流れ」であり、人生の大きな流れが分析ができる指標です。
point!
大運=10年ごとの運勢
転換期について(大運が変わる時)
僕たちは人生において、深く悩んだり、方向性を大きく見失う時がありますが、四柱推命の観点からみると、こういった時には「転換期」が関わっているケースがとても多いです。
四柱推命における転換期とは、多くの場合「大運が変化するタイミング」を表し、10年運が変化していくタイミングと解釈されます。
転換期に突入すると、自分自身を見失ってストレスが強くなったり、仕事や職場を変えたくなったり、引っ越しや移住を検討したり、結婚・離婚・出産等の大きなライフイベントが発生する確率が上がります。
自分の人生を10年毎に振り返る大切さ
これはかなり大雑把な考え方ですが、「物事は10年くらいを目安に大きく変化」していきます。自分の人生が10年毎にどのように変化しているかを振り返る事が出来るのは四柱推命の良いところ。四柱推命の観点を使って、とても有意義で豊かな時間を過ごすことができます。人間って、未来の不安や現状の不満に目が行きがちですが、過去を振り返って自分を評価してあげる時間も僕は大切だと思っています。少しずつでも成長や変化をしている自分を客観的に見てあげましょう。
大運が凶運勢から吉運勢に変化していく時(人生がこれから良くなっていく時)
転換期において、これから運勢が良くなっていく場合はこのようなイメージです。
辛かった凶運勢の10年が終わりに差し掛かって、吉運勢の10年に変化していく時には、暗雲に少しずつ晴れ間が差して、少しずつ太陽が見えてくるような、そんな明るい兆しの人生に向かっていきます。今までの修行や苦行が良い結果に繋がっていったり、スムーズに前進できるようになっていきます。
ちなみに、転換期中には「人生の断捨離」が発生し、別れや強制的な変化が起こります。一見するとマイナスな出来事のように感じますが、それは新しい吉運勢を迎え入れるための準備だと捉えていきます。変化の痛みを伴ってしまうのも、転換期の一つの作用なのです。
また、凶運勢の大運に起きたマイナスな出来事は、「大事な学び」と捉えて、同じ轍を踏まないようにしましょう。そして、「もう一度あんな目に遭うんじゃないかなあ。。。」と怖がり過ぎずに、勇敢に挑戦していく必要があります。過去に囚われないようにすることも、新しい吉運勢をキャッチする為に必要な、心の準備の一つです。
大運が吉運勢から凶運勢に変化していく時(人生がこれから減速していく時)
転換期において、これから運勢が減速していく場合はこのようなイメージです。
吉運勢の10年が終わりに差し掛かってくると、凶運勢の10年に向かっていくにつれ、今までの方法論が通用しなくなってきます。凶運勢の10年の凶作用を全て避けることは出来ませんが、少しでも凶作用を減らすようなアドバイスをさせて頂いたり、凶運勢に適した動き方をすることで良い運勢に転換していくイメージを四柱推命の占い鑑定ではお伝えしています。
こういったタイミングで大事なのは、「過去の栄光」に引きずられないこと。良い結果が出づらいタイミングなので、「お金」や「外部評価」等の指標に偏重しないようにしましょう。「学び」をしたり、過程を楽しんでいくことが求められます。そして更に先を見据えた上で、焦らずに進んでいくことが大切です。(凶運勢の次は吉運勢に変化していくことが多いです。その吉運勢に備えて、準備をしていくと良い流れになります。)
以上が、占い師ミカタが考えている【大運の変化の捉え方】でした!
四柱推命の観点が少しでもお役に立ちましたら、幸いでございます^^
ちなみに、もう少し専門的な四柱推命の技術論へと導入した記事は「大運の変化の捉え方(通変星編)」をご参照ください。