四柱推命専門の占い師ミカタです。
今回は【子育てにおける四柱推命の活用方法（通変星「劫財」編）｜奥手で迷いやすいお子様の育て方】について書いていきたいと思います。
目次
子育てが難しい時代
四柱推命の占い鑑定では、ご家族の問題についての悩み相談を頂くことも多く、その中に「子育て」に関するお悩みも多くあります。
特に現代では「価値観の多様化」によって選択肢が増えた分、子供にどのような選択をさせてあげるべきかという観点でお悩みの場合が多くあるように感じます。
少し過去の時代を振り返ってみると、家業があった時代には自分の仕事を子供へと継承したり、一社終身雇用の時代には良い学校に入り良い企業に入社すれば安泰でした。しかしながら、様々な定説が物凄いスピードでひっくり返る変化の早い現代では、「子育てにおけるメジャーな選択肢」は無くなってしまったように感じます。
今回は現代の子育て事情に少しでも参考になるような、四柱推命の活用方法をお伝えしていきたいと思います。
ここから先は少し専門的な四柱推命の技術論へと導入していきますので、もう少し基本的な部分を解説した記事は「子育てにおける四柱推命の活用方法」をご参照ください。
子供の適性や適職を知る
四柱推命では適性や適職を分析する際に、通変星という星を活用します。
例えば、「傷官」という星を持つお子様の場合には「職人気質」「一人の時間を必要とする」性質を持っていたり、「技術関連の仕事（ITや工業など）」「資格を活用した仕事」において適性があり、通変星が暗示する情報を元に適職を分析します。予めお子様の適性を知ることで、どのような個性を伸ばして適職に辿り着かせてあげるかを分析することが出来ます。
子供の中で輝いている通変星を知ることは難しい
四柱推命の技術である「通変星」。周囲の評判の通り、四柱推命には難解な理論があり、実は一人一人の中で輝いている通変星を導き出すには、かなり難易度が高い技術が必要になります。今回は、一人一人の中で輝いている通変星を導く方法については、秘伝の技術に値するため説明を省略します。
しかしながら、これから10種類の通変星の特徴を列挙していくので、「この言葉はうちの子供に当てはまるかも！」という場合には、ご参考にして頂いても良いと思います。
子供の命式の中で「劫財」が効いている場合
お子様の命式の中で「劫財」が効いている場合、「少し奥手な性質」が宿ります。この点は親御様が多少心配に感じるポイントですが、奥手であることは悪いことではないと思うので、矯正せずに尊重しましょう。「劫財」という星は一歩引いた視点を持ち、観察力や直感力が強いです。この「観察力」「洞察力」「直感力」こそが劫財のお子様の個性であり、伸ばすべき長所です。親子で一緒に物事を考察しながら、このチカラを伸ばしてあげましょう。
少し奥手な傾向や一歩引いた視点は、「チームワーク能力」へと成長していきます。お子様の実力が育っていけば、「劫財」はチームリーダーになれる星です。劫財のチームリーダー像はどちらかと言うと「後ろから支えていくリーダータイプ」。リーダーという言葉は「集団を先導していくイメージ」が強いですが、もし劫財のお子様がリーダーになって悩んでいたら、「後ろから支えていくようなリーダーになれば良いんだよ。」と声を掛けてあげてください。
しかしながら、チームワーク能力が高い「劫財」と言えど、チームワークでストレスを感じないということではありません。むしろ大きなストレスを抱えます。何故なら劫財には「本音を言うのが苦手な傾向」があります。チームワークを優先してしまうので、つい自分の意見は二の次にしたり、ストレスを溜め込んでしまいます。親御様は劫財のお子様の抱えているストレスを定期的に聞き出してあげましょう。
劫財のお子様へのアドバイス時に心がけること
劫財のお子様は「本音を言うのが苦手な傾向」があり、少し親御様からするとコミュニケーションしづらい特性があります。劫財のお子様は「直感力」が強く、「鋭い洞察力」があり、信頼できると思った人にしか本音を言わないので、まずはじっくりと関係性を育てていきましょう。劫財のお子様は他者に管理されることが苦手であり、社会的な抑圧を嫌います。親御様が自分の意に従わせようとすればするほどお子様の心は離れていくので、少しずつお子様の本音を引き出しながら、心の距離を近づけましょう。
劫財のお子様がつまづきやすいポイント
劫財のお子様は「迷いやすい傾向」があります。何故なら「情報収集能力が高い」ため、たくさんの選択肢を考える長所がある反面、多大な選択肢を目の前に迷子になってしまうのです。もし劫財のお子様が迷っていたら、まずは傾聴を心掛けましょう。正解の選択肢を渡すのではなく、劫財のお子様が思案している選択肢を聞いてあげてください。劫財は迷いやすい傾向がありますが、自分で意思決定できる強い星でもあります。最終的には自分で選択肢を決定して頂き、「失敗しても大丈夫だよ」という姿勢で見守りましょう。
以上が、占い師ミカタが考えている【子育てにおける四柱推命の活用方法（通変星「劫財」編）｜奥手で迷いやすいお子様の育て方】でした！
四柱推命の観点が少しでもお役に立ちましたら、幸いでございます^^
