西洋占いと東洋占いの起源が同じ?
東洋占星術の基礎となっている五行論は、<木・火・土・金・水>という5つの元素を基に万物は成り立っているという考え方です。
この、「五行」というものをよ~く見つめてみると何か見覚えがありませんか??
ん~ちょっとわからない。という方、後ろに"星"という漢字を足してみてください。
木星・火星・土星・金星・水星
あれれれ。どこかで見たことありますね。
そうなんです。
一説によると、五行論は太陽系の5惑星の名称が基になっているらしいのです。
<注:ただし、真偽は定かではありません!>
一説によると、元素を5つとしたのは、当時中国では5つの惑星が観測されていたためだともいうが、後世の憶測説であり、そのような伝説なり主張が古典の中にあるわけではない。当時から知られていた5惑星の名称(水星・金星・火星・木星・土星)が五行説によっているのは後付けであり、本来の名は別にあった。
五行説 - Wikipedia
皆さんお馴染み12星座の西洋占星術も、太陽系の惑星を使って占います。
水星は知性・コミュニケーション能力を示し、木星は発展・拡大を示し、火星は情熱・攻撃を示し、金星は喜びや美しさ、土星は努力・試練を表します。
つまり西洋も東洋も宇宙を起源にして、理論を発展させていたということなんです。
(真偽はともかくとして、)
こういう考え方ってすごいロマンがありますよね。^^
東洋人であっても、西洋人であっても、
人生に迷ったとき、将来が不安になったときは、
星空を見上げて占っていた。
という絵が浮かび上がってきます。^^
人は悩むと星空、宇宙を眺めたくなるのでしょうか。
そう考えると、人類は実は異星人だった。という都市伝説もあながち有り得なくもない気もしています。^^
12進法(12星座と十二支)
12進法は"時間"という概念を表す時によく使われます。起源はハッキリとしていませんが、一年は12ヶ月、一日は24時間(12×2)、一時間は60分(12×5)、1分は60秒(12×5)のように使われていますね。
東洋の占星術で使用される十二支は木星の公転周期(約12年)が基になっているらしく、1年毎に干支は変わり、12年を一回りとして一周します。
西洋の占星術で使用される十二星座は黄道十二星座を基に、円循環を12分割をしています。
時間という概念は宇宙の動きを基に成り立っていて、つまり、占いと暦と宇宙は密接につながっているということが言えると思います。
元素という考え方
元素という考え方も共通しています。東洋占星術は五行論で5つ。西洋占星術は4つのエレメント。数や種類に多少の差異はあれど、元素という考え方の本質は同じです。
<東洋占星術> 五行論
木・火・土・金・水
<西洋占星術> 4つのエレメント
火・風・土・水
季節という考え方
東洋占星術にも西洋占星術にも季節(四季)という考え方があります。
<東洋占星術の四季>
春:寅(2月)・卯(3月)・辰(4月)
夏:巳(5月)・午(6月)・未(7月)
秋:申(8月)・酉(9月)・戌(10月)
冬:亥(11月)・子(12月)・丑(1月)
<西洋占星術の四季>
春:おひつじ座(4月)・おうし座(5月)・ふたご座(6月)
夏:かに座(7月)・しし座(8月)・おとめ座(9月)
秋:てんびん座(10月)・さそり座(11月)・いて座(12月)
冬:やぎ座(1月)・みずがめ座(2月)・うお座(3月)
季節という概念は、循環という考え方にも紐づいていて、僕はこの理論こそ占いが当たる理由だと考えています。この仮説については以下の記事でまとめています。
まとめ
このように東洋占星術も西洋占星術もたくさんの共通点があることがわかりました。
こんな偶然の一致って有り得ないですよね。きっと何か意味や理由があるのだと思います。
昔の学問(数学・哲学・天文学など)が全て繋がっていたように、国境も人種も越えて、森羅万象は全て繋がっているのではないかなぁと僕は思います。^^