「占い」という特殊な商売の、"価格設定"について考えること
現在、
占い師mikataの四柱推命占い(総合鑑定)の料金は、
60分で10,000円です。
占い師業界では、だいたい
60分10,000円が相場なので、
占い業界の相場で比較すると、
料金は標準的な価格となります。
でも、値段の相場というのは、
同じ業界の中で比較するだけでは駄目で。
僕も消費者の一人として、
お金を出すときには、
色々なものの価格を天秤にかけます。
例えば、
10,000円を使うときに、
高級お寿司を食べるのか、
ディズニーランドに行くのか、
書籍を何冊か購入するのか、
日帰り旅行に行くのか、などなど、
10,000円を払うと得ることのできる、
豊富な選択肢の中から、一つを選ばなければなりません。
このことを僕は、
占い師として活動する時も、
必ず忘れないようにしています。
「自分だったら、占いに15,000円以上は、なかなか出せないなー。」とか、
「平均年収300万円くらいだとして、年間に15,000円を占いに使ったら、全体のうち、0.5%かー、この数字は大きいのだろうか、小さいのだろうか。んー。。」とか、
いつも頭の中を、せめぎあっています。
そして、悩んだ末にいつも答えは出せずに、
いつも、同じ結論に辿り着きます。
寿司職人に見合った「技術」を、
ディズニーランドに見合った「エンターテイメント」を、
書籍に見合った「知見」を、
旅行に見合った「開放感」を、
芸術に見合った「新たな気づき」を、
提供しないといけない。と。
僕にとって、
占い業界だけでなく、
全ての業界がライバルなのです。
僕なりのハードルを設定し、
その考え方をこうして公開することは、
とても強いプレッシャーにも繋がりますが、
ある種の所信表明でもあります。
いつだって背中を拳銃で突きつけられているようなものなのです。
そして何より、頂いた料金以上に、
お客様の人生が幸せになるような方向を、
見出したいと思っています。