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四柱推命の性格分析(十二運「養」編)

 

四柱推命専門の占い師ミカタです。

今回は【四柱推命の性格分析(十二運「養」編)】について書いていきたいと思います。

 

目次


 

四柱推命は十二運を使って性格を分析

四柱推命では「十二運(じゅうにうん)」という合計12種類の星を使って、人それぞれが持つ性格やエネルギー量を分析します。

どの十二運を命式の中に持っているか、そしてその十二運がどのような配置になっているか等を総合的に分析し、最終的に性格エネルギー量を分析していきます。

 

十二運「養(よう)」はどんなイメージ?

まず大前提として、十二運は「人の一生」に例えられています。人生の段階を12区分したものが十二運という星なのです。

そして「養」という星は、人生の中で「お母さんの胎内で育てられている赤ちゃん」の状態と例えられています。もしくは僕は発想を逆転して「胎内で赤ちゃんを育てている母親」の状態と捉えていくのも、「養」という星を理解していくヒントになるのではないかと考えています。

 

十二運「養(よう)」の基本性質

養の人は「赤ちゃんを育てている母親」の状態と先述しましたが、この状態をイメージの源泉にするとまず、養の人は「母性的な優しさ」を持つ人であると分析していきます。これは例え、養の男性であっても同じ見解です。その男性は母性が強くなります。

point!

養の人=母性的な優しさを持つ

 

母性的な優しさを持つ養の人は、わかりやすく言ってしまえば「優しい人」が非常に多いです。それは母親のような優しさであり、優しさを持つと同時に養の人は「育てる才能」があると分析していきます。例えば人を育てたり、動物を育てたり、植物を育てたり、会社を育てたり、愛情を注いでその対象を育てることが出来るのです。(ただ、人も動物も植物も愛情を注ぎすぎて失敗することもあります。例えば、水やりをしすぎて植物が根腐れしたりなど。愛情を注ぐ量をコントロールしたり、逆に父性を意識的に獲得していくのも大事かもしれません。)

point!

養の人=育てる才能がある

 

養の人は母性的で育てる才能があると先述しましたが、この特性から大事な観点が抽出されます。それは「安定志向」であること。この連動を詳しく解説します。これは極例ですが、戦争中の社会ではあまり子育てをしたくないと思うのです。例えば、食料が安定に供給されずに子供を養うことが出来なかったり、そもそも命の危険に晒される可能性も高い。どちらかと言うと、食料もたっぷりあって、治安の良い環境で子育てしたいですよね。つまり、子育てを第一に考えていくと、母性は「安定した土台」を求める心に繋がっていくのです。この観点が「安定志向」に繋がっていきます。

point!

養の人=安定志向である

 

安定志向について、やはりこの要素は養の人にとって不可欠なポイントなので、例えば何かに挑戦していく時にも、なるべく安定した土台で挑戦していくことが大事です。例えば独立開業に挑戦する時、本業で安定収入を確保した上で副業し、その副業が大きく育ったら独立していくようなイメージとなります。養の人は不安定な土台で挑戦するには不向きなので、安定した土台で挑戦していきましょう。

ただしかし、あまりに安定を求め過ぎるのも要注意です。安定を意識し過ぎて全く挑戦できなくなってしまう状態は人生を停滞させます。時には「私はこれがやりたい!」というモチベーションを優先させ、無鉄砲になってみるのも大切かもしれません。

point!

養の人=安定した土台で挑戦すべき

ただし、安定志向が行き過ぎて不自由になっている時には、無鉄砲さも大切!

 

養の人は安定志向と先述しましたが、この傾向は「物事をチェックする能力」へと育っていきます。これは「石橋を叩いて渡る」という言葉が理解を促してくれます。養の人は安定志向なので、基本的には「失敗を恐れる傾向」があります。失敗した途端に安全な土台が崩れてしまうと思うのです。なので石橋を渡るときにその橋が安全であるかを叩いてチェックしていく、これが養の人の「チェック能力」の源泉です。

このチェック能力は仕事で発揮することができ、例えば出版社の校正業務で誤字脱字等を発見することが出来たり、経理業務で下1桁単位のズレを発見出来たり、調査業務で細かな変化の違いを発見できる能力へと繋がります。抽象的にいえば「物事を詳細に見ることが出来る能力」と言い換えても良いかもしれません。この能力は是非、養の人は活用していきましょう。

point!

養の人=チェック能力が高い

 

しかしながら、チェック能力の高さは少々の要注意点を孕みます。一つ目は簡単です。それは他者とコミュニケーションするときに、あまりにチェック能力が高すぎると他者から疎まれてしまう傾向があります。時折、養の人は重箱の隅を突くようなことを言ってしまう時があるので、他者とのコミュニケーションの際にはむしろ多少は大雑把にしていくことを心掛けましょう。詳細な目を持つ養の人は多少大雑把になったって、大丈夫です。それでもなお、元が大雑把な他者から比較すると、養の人は詳細さを保持することになると思います。

二つ目の注意点は、あまりに物事を見る目を細かくし過ぎてしまうこと。例えば仕事において80点の精度で求められていることを、100点の精度でやり遂げていくことはもちろん理想的なことですが、精度を上げれば上げるほど、仕事に時間が掛かります。物事を見る目を細かくし過ぎてしまうことでスピードを失う可能性が出て来るので、物事において「塩梅を知ること」が大切です。ただ、この「塩梅」。文字にすることは簡単ですが、実践するのは難しいです。環境やタイミングによって塩梅は変化します。塩梅を知るヒントは、経験によって感覚を育てること。例えば料理するとき、はじめの頃は計量カップで測っていた調味料を、料理経験が深まることで目分量で入れるようになると思うのです。このようなイメージで目分量で過ごしていく心地良さを手に入れて行きましょう。

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(チェック能力の取り扱い注意点)

①コミュニケーションの時に細かくなり過ぎないようにしましょう!

②細やかさの塩梅を意識しましょう!

 

 

十二運「養(よう)」の仕事における特性

養の人は「育てる才能がある」と先述しましたが、まずはこの「育てる才能」を持ち味として認識していきましょう。「教育分野」などで育てる才能を活用していくのが一番わかりやすい例ですが、どのような業種においても「人材育成」など、「育てる能力」は活用できる機会や環境があると思います。抽象的な意味合いで「育てる能力」を持ち味として認識し、長所を伸ばしていきましょう。

また、養の人は「チェック能力が高い」と先述しましたが、この能力も仕事において活用できる大事なヒントです。出版社の校正業務などが具体例になりますが、この能力においても抽象的な意味合いで持ち味として認識していきましょう。

この観点に関しては初めてお伝えすることですが、養は「人を幸せにすること」や「安心してもらうこと」が非常に好きな星です。それはやはり養の人の持つ「母性」から発せられる性質なのですが、この性質から「贈り物をあげることが好きな傾向」が育って行きます。例えば仕事場でお菓子を配ってチーム内を和やかな空気にしたり、身近な能力としても活用出来ますし、仕事内容を「人を幸せにする仕事」や「お客様に安心してもらう仕事」や「贈り物を扱う仕事」と捉えることで、養の人が持ち味を発揮出来るヒントが眠っているかもしれません。(抽象的な意味合いで包括すると、それは「癒しを与えること」かもしれませんね。)人って、自分の持ち味の活かし方の枠組みがハッキリと見えてくることで、大きくチカラを発揮することが出来ます。是非とも、上記のような方向性で持ち味を活かしてくださいね。

 

十二運「養(よう)」の人間関係における特性

人間関係が苦手な方へのヒント

養の人は優しい人が多く、母性的な愛情を持つと先述しましたが、とにかく養の人にとっては「愛情」が人生において非常に大切であり、これを逆転して解釈すると「愛情がない状態」を恐れます。分かりやすく言えば、養の人は「嫌われること」を一番に恐れます。この恐怖心が苦手意識に繋がる傾向があり、養の人を臆病にしてしまうのです。この恐怖心は非常に抽象的な悩みなので、個別のケースをお聞きしながら対策を考えていくことが一番ですが、人間関係への苦手意識に打ち勝つヒントとして一つ挙げるとすれば、「自分から率先して愛情を与えること」をぜひ意識してみてください。「愛情を与える」と表現すると大袈裟に聞こえるかもしれませんが、例えば会社のデスクの隣の人におやつを分けたり、身近な人に労いの言葉を掛けたりなど、些細なことで良いのです。基本的に人は人に優しくしてもらったら、嬉しいもの。優しくしてくれた人を嫌うことは相当難しいです。養の人が先手を打って愛情を与えていくこと。この攻めの姿勢こそが最大の防御になります。

そして同時に、「万人に好かれることは難しい」という事実も念頭に入れておきましょう。万人に好かれようとすると、変に肩のチカラが入ってしまいます。「この広い世界の中で、少しでも好意を共有できる人が増えればラッキー!」くらいのスタンスでいきましょう。そのくらい柔軟なスタンスの方が、むしろ人間関係を良好にしていくかもしれません。

 

恋愛について

養の人は「安定志向である」と先述しましたが、この点は恋愛においても同様のことが言えます。養の人は恋愛においても安定した状態を強く求めます。なので、いつ切れてしまうかもわからないような不安定な人間関係に強いストレスを感じたり、不安が強くなるのです。(そのスタンスは万人共通のように思いますが、気にしない星の人も実は世の中にいます。)

この観点においてはまず、自分を安心させてくれる相手を選んでいくことが大切です。 相手も安定した人間関係を求めている人であれば、想いが一致する可能性は高いと思います。そしてその前提を基盤にしながら、人によって「安心」や「安定」の尺度は違うことも念頭に置いていきましょう。養の人は、物事を見る目が細かい傾向があるので、あまりに「安心できる条件」を細かくし過ぎず、恋愛面では多少大雑把に意識掛けることも大切です。

そして養の人は「母性的」とも先述しましたが、恋愛においても母性を発揮する傾向があります。それは優しい愛情を与えることが出来る良い面がありますが、しかしながら、愛情を与え過ぎることで返ってマイナスになってしまう面もあります。植物に例えるのであれば、水をやり過ぎて根腐れしてしまうイメージです。関係性や相手の状態を加味しながら愛情を注ぐ量をコントロールしていきましょう。

 

パートナーシップについて

基本的に養という星は「愛情が強い星」なので、養の人はパートナーシップを結ぶことが出来れば、安定的に愛情関係を育んでいけると考えています。しかしながら、多少要注意に感じるのは「愛情が釣り合っているかどうかを気にし過ぎてしまう点」です。もちろんパートナーシップにおいてはお互いが共に愛情を持ち合い、協力し合うことが不可欠だと思います。私が料理担当、あなたは食器洗い担当。こんなイメージです。しかしながら、この釣り合いを意識する際にその目を細かくし過ぎると、パートナーシップは非常にギクシャクします。この観点は意識的に緩やかにしていく必要があります。

ただ難しいことに、あまりに大雑把にし過ぎても別の問題が発生します。それは、明らかに愛情に不均衡が生じている場合です。養の人は「母性が強い」ので、パートナーに愛情を与えることが好きです。例えば、ストレスを抱えて自分もキャパシティがない状態なのに無理して家事をやってあげちゃうなど、このような状況に陥ってしまったりします。明らかに協力関係が不均衡な場合には、しっかりとパートナーに主張しましょう。主張しても改善が見られない場合には、ストライキがオススメです。

よくあるケースとして、例えば養の人が食器洗いをひたすら請け負っていて、パートナーにも食器洗いして欲しいと言えない状態が続いているとします。この場合、ずっと養の人がストレスを一方的に抱え続けることになるのですが、これではパートナーシップは長続きしません。どこかでモチベーションや愛情の糸が切れます。そういった場合にはまず、パートナーに主張します。しかしながら、養の人は言い方も優しいので相手に伝わらず、状況が変化しないこともあります。

この場合には先ほどオススメした「ストライキ」です。食器洗いをやってくれないのであれば、その食器をずっと放置すれば良いのです。そうすればキッチンや食卓は臭くなり、ようやく鈍感なパートナーにも気づいてもらえます。そのような状態になって初めて、パートナー側に「食器洗いを自分もやらなければならない」というスイッチが入るのです。これは子育てにも言えるのですが、「母性が強い人」はついついやってあげてしまったり、自分がキッチンや食卓を汚したままだとストレスになるので、その目の前のストレスを回避するために自己犠牲してしまったりします。しかしながら母性だけでは人は育ちません。相手を育てるためにも多少心を鬼にして、ストライキしていきましょう。

 

 

以上が、占い師ミカタが考えている【四柱推命の性格分析(十二運「養」編)】でした!

四柱推命の観点が少しでもお役に立ちましたら、幸いでございます^^