占い師ミカタは、
ボクシングの中の立ち位置で例えると
"セコンド(second)"だ。
仕事のピンチや、
恋愛のトラブル、
人生には様々な災難や困難が降りかかってくる。
残念ながら僕は、
その渦中に参戦して直接解決することは出来ない。
あくまでもお客さんの人生は、
お客さんの物語であり、
僕が直接的に介入することは出来ないのだ。
それが実際、
もどかしい時もある。
セコンドは、(選手の背後で)
試合の状況や選手の状態を冷静に判断し、
的確な指示を出したり、
鼓舞をしたり、
傷の手当したり、
選手が勝利出来るよう最大限の応援をする。
そして時には、
選手の限界を見極め、
タオルを投げて棄権を判断し、
試合を強制終了させることがある。
(WBSではタオル投入ではなく、他の意思表示に切り替えていく方向性のようですね)
実は占い鑑定でも同じような事例があり、
「わたしはまだ行ける。」と本人が思っていても、
状況を詳しくヒアリングしてみると
精神的・肉体的に限界を迎えていたり、
覆すことが困難な問題でもあったりするのだ。
もちろん、
最終的な判断はお客さんが決断するものだけれども、
"退くこと"を薦めることもあり、
いわばセコンドのようにタオルを投入することもあるのだ。
意外と本人こそが限界を知覚出来ず、
引き際はわからなくなっていることも多い。
その時に、
新たな可能性を指し示すのが占い師の役割でもある。
なかなか恋愛でうまくいかないお客様に
長年懇意にして頂いている。
片思いが成就しなかったり、
お付き合いしても別れることになってしまったり、
僕としても早く恋愛が安定に成就する為に、
運勢や恋愛論など色々な角度からアドバイスをさせて頂いている。
しかしながら、
どんな問題においても
すぐに解決する事と、
時間を掛けないと解決できないことがある。
例えば恋愛において云うと、
好きになる相手の傾向や、
付き合っている時のコミュニケーションの仕方など、
様々な"癖"が問題の原因になることがある。
その"癖"を少しずつ矯正することで、
問題が起こりにくくなったり、
誠実な相手に出会えるようになるのだ。
「まだまだ色々と失敗していますが、ミカタさんが居てくださるおかげでまた頑張れます。」
懇意にして頂いているお客様から頂いた言葉だ。
そう。僕はセコンド(second)なんだ。
楽しい時も、
苦しい時も、
ポケットの中にいるような。
お客様の人生において、
二番目の存在になれることを願っている。