四柱推命は、
人を自然物に喩えて分類する。
あなたは、樹木のような人ですね。
君は、炎のような人だね。
僕は、川のような人かもしれないね。
これが僕が四柱推命を好きな理由なのかもしれない。
アニミズム的でとても好い。
現代人は、
人と人の間で苦しむことが多い。
四柱推命に触れることで
一旦、人間から離れて、
自分を自然物に置き換えることで、
悩みの一端から離れることが出来るのだ。
人の間で苦しんでいる時、
ややこしい自意識なんて捨て去ってしまって、
「動物になって、無垢に生きていきたい。」
と思ったことのある人ってどれ位いるのだろう?
もちろん僕もそのうちの一人だ。
しかしながら、
占い鑑定で色々な自然物に喩えて説明しながら、
ふと思う。
「とは言えど、実はみんな、ほとんど液体なんだよな。」
と。
たとえその人を四柱推命的に
太陽に喩えようと、
岩石に喩えようと、
宝石に喩えようと、
人間の中身を科学的に覗くと、
大部分が「水分」で構成されているのである。
四柱推命(五行論)から考えると、
「水」は変化に強い。変化のスピードが速い。
なぜなら、
「水」はどのような形の器に入れられても、
その形をなぞるように、器に収まることが出来る。
これが「水」の変化対応力たる所以だ。
確かに四柱推命(五行論)的にも、
「水」の性質を持つ人は変化のスピードが速い。
しかしながら、
四柱推命でどんな星を持っていても、
人間の50%以上は「水分」なんだ。
つまり、
「水」の持つ柔軟性や変化の速さは、
みんなが持っている能力なのだ。
固定した自分など、
いない。
昨日の自分と今日の自分は違う「水」かもしれないし、
明日の自分、来年の自分、10年後の自分はきっと全く違う「水」なのだ。
自分のことを流動体だと捉えることで、
容易に変化できるようになるかもしれない。
人間の水分量は、
年齢を重ねるごとに変わっていく。
胎児の時は約90%、
子どもの時は約70%、
成人の時は約60~65%、
老人の時は約50~55%。
確かに、
年を重ねると変化が億劫になるのも
解る気がする。
年齢を重ねると、
水分量は減っていくのだ。
とは言え、
老人でさえ50%以上は水分。
半分以上は変化させることが出来るのかもしれない。
そう考えると、別に加齢は怖くない。
きっと、
気の持ち方でいくらでも変化をし続けることは出来るだろう。
僕たちの中身は固体ではない。
流動体なんだ。
流動的に人生を変化させて、
新しく生まれ変わり続けよう。
この度は占い師ミカタの記事をお読み頂きまして、誠にありがとうございます^^
数あるブログの中から見つけ出して頂いて、とても嬉しいです。