占い師ミカタ|四柱推命専門|東京(新宿・吉祥寺)

四柱推命占い師ミカタの公式サイトです。

四柱推命の性格分析(十二運「建禄」編)

 

四柱推命専門の占い師ミカタです。

今回は【四柱推命の性格分析(十二運「建禄」編)】について書いていきたいと思います。

 

目次


 

四柱推命は十二運を使って性格を分析

四柱推命では「十二運(じゅうにうん)」という合計12種類の星を使って、人それぞれが持つ性格やエネルギー量を分析します。

どの十二運を命式の中に持っているか、そしてその十二運がどのような配置になっているか等を総合的に分析し、最終的に性格エネルギー量を分析していきます。

 

十二運「建禄(けんろく)」はどんなイメージ?

まず大前提として、十二運は「人の一生」に例えられています。人生の段階を12区分したものが十二運という星なのです。

そして「建禄」という星は、人生において「仕事をし始めた状態」や「仕事熱心な時期」を表しています。

 

十二運「建禄(けんろく)」の基本性質

建禄は「仕事熱心な状態」と先述しましたが、建禄の人はまさに仕事熱心な人が多く、「人生において仕事が一番大事」だと考える人が多いのです。命式内に家庭的な星が入っていればこの傾向は多少薄まりますが、基本的に建禄の人はずっと仕事を続けていた方がむしろ心が安定していく傾向があります。何故なら、建禄は「自分は社会で必要とされているのか」「自分は役に立っているのか」を非常に気にする星なのです。

point!

建禄の人=人生において仕事が一番大事

 

建禄という星は仕事をし始めた状態を表すと同時に、「これから仕事が上昇していく状態」「まだ未完成の状態」「完成の一歩手前の状態」を表す星です。この観点から、建禄の人は「非常にストイックな人」であると四柱推命では分析します。この「ストイック」という言葉はなかなか建禄の人には理解してもらえないので、詳細にお伝えします。

まず建禄の人は「自分を褒めること」が出来ません。非常に自己評価が低いのです。「自分にはまだまだ出来ないことがたくさんある」というようなイメージで、能力不足な自分を見ることしか出来ないのです。これをストイックな状態と分析します。例えば試験で80点の合格点は取れているのに満足できず、誤答した20点(失点)ばかりに目を向けてしまいます。100点でないと自分を褒めることが出来ないのです。極端な話、建禄の人「何でも出来る完璧な人間」を目指します。そして完璧な人間になることが出来ない自分を苦しめてしまうのです。しかしながら、これだけ複雑化した社会で「何でも出来る完璧な人間」いません。まずこの無茶な目標設定を破棄することから始めましょう。

point!

建禄の人=非常にストイックな人

建禄の人=自分を褒めることが苦手(客観的に自己評価が出来ない)

 

また建禄の人は非常にストイックなので、「休むことが下手な傾向」があります。例えば、一週間一生懸命働いてヘロヘロになり、ようやく休日に辿り着いて、その休日に少し長めに寝てしまったり、だらだらと過ごした時、非常に罪悪感が沸き上がってしまうのです。「自分は時間を無駄にしてしまって、少しも前進できていない」「自分が休んでいる間に他者から追い抜かれてしまう」「みんな頑張って働いているのに、自分はなんて怠惰なんだ」「休日には本を読んだり、ジムに通ったり、プラスになることをしなければならないのに疲れて出来ない」という焦りがよぎり、自分を責める傾向があるのです。

しかしながら、想像してみましょう。365日ずっと息を抜かずに努力しながら疲弊し続けるとどうなるかを。きっとそのストイックな生活を2ヶ月くらいで疲れがドッと出て、体調不良になると思うのです。(建禄の人はストイックになり過ぎて、体調不良になる人が非常に多いです。)「向上心」はもちろん大切ですが、同じくらい「休むこと」も大切です。休みというのは、仕事のパフォーマンスを安定させる為にあります。毎日仕事していたらパフォーマンスは下がり続けます。「休むことも仕事である」と理解し、疲れた自分を癒す時間を許してくださいね。

point!

建禄の人=休むことが下手、休むと焦りと罪悪感を感じる傾向

建禄の人=休むことも仕事であるという認識が必要

 

十二運「建禄(けんろく)」の仕事における特性

建禄の人は「仕事熱心な人」とお伝えしましたが、まさに建禄は仕事において真価を発揮する星です。建禄という星は「エネルギーがとても強い星」であり、この強いエネルギーを活かすことで「リーダー・経営者・自営業者」になることが出来るチカラを秘めています。ちなみに建禄のリーダー像は「ストイックで厳格なリーダータイプ」です。

ちなみに建禄の人はリーダーであろうがなかろうが、基本的にはストイックに仕事へ臨みます。この点で多少要注意なのは、「ストイックさを他者に求め過ぎてしまうこと」です。例えばチーム内にモチベーションが低い同僚が居たとして、建禄の人はそういう人を見るととてもイライラしてしまう傾向があります。しかしながら四柱推命でたくさんの種類の星があるように、人によって仕事への姿勢は様々です。少し肩のチカラを抜きながら、他者は他者、自分は自分と考えて、ストレスポイントにしてしまわないようにしましょう。

 

十二運「建禄(けんろく)」の人間関係における特性

人間関係が苦手な方へのヒント

建禄の人は心の中に「強い競争心」を宿しています。しかしながら、建禄の人は謙虚さを心掛けるので、競争心の強さはあまり表面には出てきません。(何だったら建禄の人自身が自覚をしていないこともあります。)例えば、その「競争心の強さ」はこのような形で現れます。建禄の人が初対面の相手に出会った時、「この人は自分よりも優れているのだろうか?」「自分は劣っていないだろうか?」と心配になるらしく、無意識に自分と相手を見比べてしまう傾向が強く出るようです。この性質が人間関係においての苦手意識に繋がっていきます。どうしても人と比較してしまう性質は抑えきれない部分があると思いますが、1点注意なのは「自分の短所と相手の長所を比較してしまう傾向」があります。この点に関しては認識のズレが発生しているので、なるべく客観的に自分を評価出来るようになりましょう。客観的な自己評価が出来ることで、少しずつ心に余裕が生まれて、他者を認められるようになると思います。

 

恋愛について

建禄の人は「仕事が一番大事」とお伝えしましたが、ということは仕事以外のことは優先順位が下がる傾向があります。恋愛が二の次になりやすい星でもあるのです。もし建禄の人が恋愛においてうまくいっていない場合、仕事がうまくいっていない場合が多いです。建禄の人は仕事がうまくいっていない状態だと、その他のことも連動して歯車が噛み合いにくくなる傾向があります。例えば、「出会いを求めに行こう!」と奮起してみても、「仕事がうまくいってないから、自己紹介の時に仕事の状態について質問されたら嫌だなあ。。」というようなイメージです。そういった連動が起こっている場合には、仕事をまず良い状態にしていくか、もしくは恋愛には仕事を持ち込まないようルール化することがオススメです。

 

パートナーシップについて

建禄の人は「仕事が一番大事」とお伝えしましたが、これはパートナーシップにおいても言えます。もしパートナーと同居した場合、建禄の人は家事に対して苦手意識が出てきやすいのです。仕事が一番大事なので、家事に時間を割くのが勿体無いと思ってしまうのです。なので傾向としては、建禄の人は「柔軟で迅速に動ける人」をパートナーに選ぶ傾向があります。自分が苦手な部分をサポートしてくれるパートナー像がヒントになるかもしれません。また、建禄の人はストイックになりやすいので、肩のチカラを抜いてくれるようなパートナー像も合っています。

 

 

以上が、占い師ミカタが考えている【四柱推命の性格分析(十二運「建禄」編)】でした!

四柱推命の観点が少しでもお役に立ちましたら、幸いでございます^^