僕は占い師として活動する傍ら、
写真家としての活動を同時並行していますが、
この度、一人の写真家として「377975㎢ / INTUITION LABEL | JAPAN PHOTO AWARD」という写真集企画に参加させて頂きました。
【企画概要】
この1年、色々ありすぎたかもしれない日本(国土面積 377,975km2)で起きた、あなたの記憶(作品)を記録し保存共有します。
この写真集は9月18日より開催される国際写真祭 KYOTOGRAPHIEでローンチされ、国立国会図書館に半永久的に保存され、後世に残されます。377975はあなたと共に日々変化し、進化し続けます。
簡潔にお伝えすると、
本企画は、2020-2021年の間に日本各地の写真家によって撮影された作品を公募で集め、一つの写真集に纏める企画であり、僕の写真作品はその審査に合格し、無事に紙面へとご掲載頂きました。
写真集には日本各地、様々な文脈で切り取られた写真作品が並べられており、
説明書きのない作品の羅列が想像を掻き立てる。
SNSの世界では「わかりやすいもの(多数決で勝つもの)」が注目を集める中、「わかりにくいまま」に並べられていて、小気味良い。
美しいものは、良い。
改めて僕は認識する。
それは見た目の美醜のことではなく、作者が「美しい」と感じた光景であり、心が動いた瞬間こそが「美しさ」なのだ。
美しいものを連綿と紡ぐ。
その日々こそが生である。
僕もこの写真集に携わることで、それぞれの美しい瞬間に立ち会っていた105名の中の1人の写真家であることが此処に記録されたのだ。
写真集に掲載された僕の作品です。
これは2020年にcovid-19が蔓延し緊急事態宣言が発令されるさなかで、都庁庁舎が医療関係者へのエールと感謝の気持ちを表すために「ブルーライトアップ」している光景を撮影した写真。
じっとしていられずに自宅からランニングし数時間かけて辿り着いた都庁前で感じた異様な光景は、今でも忘れられない。
未だcovid-19への対策方法が掴み切れていない状況、社会がどのように変化していくべきかを予測できない状況を、不穏な夜の下で寡黙に光る都庁が声にならないメッセージを語りかけてくる。そんな気配を感じ取って撮影した写真です。
タイトル:377975 vol.1 / INTUITION LABEL
サイズ:A4(297×210mm)
仕様:上質紙・フルカラー
発売日:2021年9月18日発売予定
販売価格:¥1,500 - ¥2,000(税込・予定)
※なお、当サイトでの販売予定はございません。