四柱推命とは?
四柱推命とは、占い(占術)の一つです。
中国発祥の占いで、的中率が高く、とても精細に分析が出来ると言われています。少し難しいイメージがあり、とっつきにくいとも言われている占いです。
今回は、占い師ミカタが四柱推命についてのお話しをしたいと思います。
四柱推命という名前の意味
四柱推命という言葉には、「4つの柱」で「命を推理する」という意味が込められています。
4つの柱とは、生年月日を示していて、
①生まれた年
②生まれた月
③生まれた日
④生まれた時間
を指しています。
この4つ柱の情報を元に、「命=人生」を推理する占いです。
<実は「四柱推命」という名称は、いわゆる和名なのです>
ちなみに、「四柱推命」という"名称"は、日本で生まれました。
本場中国では、
「子平(しへい)」
「命学」
「命理」
「八字(はちじ)」
など、様々な名称で呼ばれているそうです。
特に「子平」という呼び名で呼ばれていることが多いようですが、その理由は後述致します。
四柱推命の発祥
四柱推命は1100年代に、中国の徐子平(じょ・しへい)という占術師が開祖となり、発祥した占いです。
中国で四柱推命は「子平(しへい)」と呼ばれている理由は、徐子平(じょ・しへい)が開祖である占いを表しているのです。
日本への伝来
四柱推命が日本へ伝来したのは、江戸時代中頃、1818年に桜田虎門という翻訳家が徐子平(じょ・しへい)の著書「淵海子平(えんかいしへい)」を翻訳し、「推命書」という訳本を出しました。
ちなみにこの訳本はKindleで購入することが出来ます。
僕も購入し、拝読しましたが、現代の四柱推命でも使用されている単語や理論が並んでいます。
※ちなみに、 四柱推命が中国から日本に伝来したのは江戸時代ですが、その基礎理論となっている陰陽思想、五行思想、十干十二支や暦の文化は更に遡って、5〜6世紀頃に伝来しています。
日本の現代的な四柱推命
四柱推命は長い歴史のある占いですが、日本に伝来してからも進化を続けていて、阿部泰山(あべ・たいざん)流など様々な流派に分かれて、日本人に合った四柱推命に進化を遂げていきます。
占い師ミカタが、これからの四柱推命に求めること
<デザイン性>
僕は、四柱推命という占いを体得して、この占いの良いところをたくさん知ることが出来ました。
しかし、四柱推命は12星座占いやタロット占いと違って、まだまだ知名度が低いです。
これからもっと多くの方に触れて頂くためには、デザイン(見せ方)を変えて行くこと、リデザイン(Re-design)が不可欠だと思っています。
12星座占いは西洋で発祥した占いなので、ヨーロッパのデザインとの相性が抜群です。
対して四柱推命は仰々しいデザインが多く、お世辞にもとっつき易いとは言いがたいのが現状です。
<平易な言葉で、わかりやすく>
的中率が高いと言われている四柱推命ですが、"難解、難しい"と言う声も同時に挙がります。
例えば、このように
空亡
天乙貴神
印綬
など特殊な用語が多く、そして難しい漢字が頻出するので、非常に難解なイメージを持たれてしまいます。
しかし、四柱推命を紐解いてみると、中身のロジックは意外とシンプルです。
平易な言葉で、論理的に、わかりやすく伝えていかなければならないと思っています。