占い師ミカタ|四柱推命専門|東京(新宿・吉祥寺)

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鬱などの精神疾患と四柱推命の関係について【占いとメンタルヘルスの関係】

占い師ミカタです。

今回は、四柱推命専門の占い師として長年活動している経験を元に、

「鬱などの精神疾患、メンタルヘルスと四柱推命の関係について」

お話ししていきたいと思います。

 

[目次]

占い師としてのスタンス

僕は精神疾患のお客様からのご依頼を拒否するスタンスではなく、基本的にはご依頼をお受けしていくスタンスをとっています。もちろん、医師としての資格を保有している訳ではないので、治療行為を行うのではなく、四柱推命のチカラを活用して、お客様の悩みを少しでもサポートしていくことを心掛けています。(精神科受診が必要だと感じたお客様に関しては、専門機関への受診を促します。)

意外と精神科受診と占いの相性が良いケースもあり、投薬や症状の観察は医療機関が担い、仕事・恋愛・結婚・人間関係についてのお悩みなどの横断的なアドバイスは僕たち占い師が担うことも。僕は医療機関&占いの並行は良い相乗効果を発揮しているのではないかと考えています。

 

精神疾患の方に参考になる四柱推命の指標は?

年運勢や月運勢の指標

もし軽度の鬱や適応障害など、病気の期間が比較的短い場合には、要注意の年運勢や月運勢をお伝えすることで、「メンタル安定している時期」と「不安定な時期」を予め知って頂き、心構えや寛解時期の目安を予測することが出来ます。

10年運の指標(大運)

双極性障害や重度の鬱、統合失調症等の場合、回復に数年かかる病気の場合には、10年運や3〜5年の運勢の切れ目を表すタイミングが参考になります。実際に凶運の10年運に突入する頃に精神疾患を発症され、その10年運が終わる頃に寛解されていらっしゃるお客様を何人も知っています。10年運に関しては四柱推命の強みでもあるので、この観点は中々の精度を誇ります。(しかしながら同時に、精神科への受診や考え方の変化など、寛解への取り組みを行っていないと、20年・30年以上と長期化されていらっしゃるケースもあります)

メンタル不調になる確率が上がってしまう命式

運勢だけでなく、素質分析においても四柱推命の観点は参考になります。四柱推命は東洋医学の観点と共通している「五行論」を採用している為、不調になりやすい身体の部位を鑑定することが出来ます。(もちろん、医療行為ではありません。)

メンタルを司る五行があり、その五行が弱りやすい命式の人は、多少メンタル不調に繋がってしまう確率が上がります。

ただし、どんな星にもメンタル不調になる可能性がある

しかしながら、どんなにバランスの良い命式で生まれても、メンタル不調になる確率がゼロになることは有り得ません。どんな星にもメンタル不調になる可能性があります。個々人が持っている星の性質から「認知の歪み(認知バイアス)」が発生し、メンタルの不調に繋がる可能性があるのです。

十干とメンタル不調の関係

甲(きのえ):真っ直ぐな木。つまり不器用さからメンタル不調になりやすい。基本的には強いが、我慢し過ぎてしまう。また、一度心が折れると回復に時間が掛かるため、精神疾患になる前に休むことが大切です。

乙(きのと):柔らかな草花。気分の波が細かく揺れる性質がある。その不安定さからメンタル不調が発生しやすい。基本的には立ち直りが早い性質ですが、一晩寝てもなかなか回復出来ない日が続いた場合には注意。

丙(ひのえ):太陽。基本的にはポジティブな性質を持つので、安定感がある。ただし、負け続けたり、心が折れ続けると、大きく長くダメージを受ける傾向あり。苦境の中でポジティブさを貫き過ぎると、要注意。

丁(ひのと):ろうそく。繊細で、神経質な面がある。細かくピリつく傾向がある為、その観点がメンタル不調に繋がりやすい。また、やる気の波が激しい為、下降時にメンタル不調になりやすい。

戊(つちのえ):岩石。基本的には安定感がある星なので、割とメンタルは強い星。ただし、変化に弱い傾向がある為、連続的な変化に晒されるとメンタル不調になりやすい。また、我慢し過ぎて、大きく長いダメージを受ける傾向あり。

己(つちのと):田畑の土。迷いやすい傾向があり、精神エネルギーを消耗し、メンタル不調になりやすい。また、人から嫌われると大きなダメージを感じる為、人間関係のトラブルでメンタル不調になりやすい。

庚(かのえ):原石。自分をストイックに追い詰め過ぎて、メンタル不調になりやすい。

辛(かのと):宝石。複雑に考え過ぎてしまい、問題を混雑させてしまう傾向がメンタル不調に繋がる。ロマンチストなので、恋愛や仕事などの理想を打ち砕かれることにも弱い。

壬(みずのえ):川。不自由になることでメンタル不調に繋がる。変化が好きな星なので、一つの場所に立ち止まると水が濁る。基本的には度胸がある星だが、一度大きな恐怖体験をすると、途端に度胸が発揮出来なくなる。

癸(みずのと):雨。大人しい星であり、少し抑うつ傾向あり。喜びを感じる機会が少ないと、低調な気分の波を過ごしやすい。(同時に、そのスタンスが"安定感がある"という外部評価を受けることに繋がる。)

 

十二運とメンタル不調の関係

胎(たい):自分が想像したプランが計画倒れすると弱る。また、他者から干渉され過ぎるとメンタル不調になる傾向あり。

養(よう):心配性な側面がメンタル不調に繋がる傾向あり。また、人から嫌われることが苦手なため、人間関係のトラブルからメンタル不調に繋がる傾向あり。

長生(ちょうせい):プレッシャーに弱い星。強いプレッシャーに晒され続けるとメンタルが弱る。

沐浴(もくよく):正義感が強い星。悪質な環境に居続けると、強い怒りが発生し、メンタルが弱る。

冠帯(かんたい):周囲の目を気にし過ぎて、メンタルが弱る。メンタルが弱ると、外出が出来なくなる傾向あり。

建禄(けんろく):仕事第一の星。仕事がうまくいかなかったり、ストイックに働き過ぎてメンタル不調になる傾向あり。

帝旺(ていおう):マイペースさと社会との歩調が合わないとメンタル不調になる。本当はロングスパンで頑張り、ロングスパンで休みたい星。

衰(すい):未経験のことに弱い傾向あり。自分の経験が活かせない環境でメンタル不調になる。

病(びょう):ネガティブさや不安症から不眠などのスパイラルに入ってしまう。不眠が続くと精神疾患に繋がる可能性あり。

死(し):誰にも相談出来ずに悩みを抱える傾向あり。自分で解決しなければと思ってしまう。指令を真に受け過ぎて、無茶振りにも応えようとしてしまう。

墓(ぼ):他者を優先し過ぎて、自分の悩みが疎かになりやすい。悩みを抱え込む傾向がメンタル不調に繋がる。

絶(ぜつ):マンネリを感じるとメンタル不調に繋がる。不自由さが苦手。社会と自分の歩調が合わない点に悩みを抱えやすい。

 

通変星とメンタル不調の関係

比肩(ひけん):自我と社会の折り合いがつかないと弱る。

劫財(ごうざい):悩みを溜め込み過ぎて弱る。自分が認めた人にしか、悩みを話せない。

食神(しょくじん):自分が興味のあることを実行出来ていないと弱る。目の前のことに興味が持てないと要注意。

傷官(しょうかん):繊細さからストレスをたくさん拾いやすい。組織との折り合いがつきにくく、集団行動にストレスを感じる。

偏財(へんざい):活動し過ぎて、スタミナが切れるとメンタル不調になりやすい。エネルギーの摩耗が多い星。

正財(せいざい):生真面目さからメンタル不調になりやすい。不安定な状況に弱い星。規則的、ルーティンを遵守して生きたい星。

偏官(へんかん):自分をストイックに追い詰め過ぎて、メンタル不調になりやすい。誰にも相談出来ずに悩みを抱える傾向あり。自分で解決しなければと思ってしまう。指令を真に受け過ぎて、無茶振りにも応えようとしてしまう。

正官(せいかん):競争に負けるとメンタル不調になる。自分のプライドが保てない生き方は長期的なメンタル不調に繋がりやすい。

偏印(へんいん):ゼロヒャク思考。つまり極端な考え方に陥りやすい。マンネリを感じるとメンタル不調に繋がる。不自由さが苦手。

印綬(いんじゅ):自分のこだわりの強さが他者と折り合わない時に弱る。こだわりを貫けないとメンタル不調になる。